作曲家冥利に尽きるのは
産み落とした作品が
人の手によって
再現される瞬間です。
今年もまた、幸いなことに”ミュージカル工房 音もだち”(シンガーソングライター、プロデューサーの宮崎美智子さんが主宰される、小中学生が主役のミュージカル工房です)の定期公演に、作曲、生伴奏のカタチで関わることができました。
昨年の暮れに劇中歌、ダンス曲の大筋を書き上げ、その仕上がりを昨日、確認してきました。
元来ひねくれ者の僕が創るsoundは、時として実にマニアックです。
”果たして、これを子供達が歌いこなせるだろうか?”
と不安になったりもします。
しかし、子供達のポテンシャルの高さはそんな不安を吹き飛ばします。
ダンス、お芝居を消化し、その上で難易度の高い歌をモノにしてゆくシチュエーションは、毎年のことですが、感動ものです。
そんな中で、僕が創った、お気に入りの楽曲を、子供達が高らかに歌い、作品を再現してくれました。
実に幸せな瞬間でした。
まだリハーサルの段階ですが、本番が楽しみで仕方ありません。
MEMO
2007.3.4
SAYAKA HALL (大阪狭山市)
『森は生きている』